チューリップと団華紋鏡
今年は例年より早い見頃となっています、フラワーセンターのチューリップ。
今、真っ盛りです。
4月14日(土)・15日(日)は天候が悪いようで、土曜日の午前中が見頃になりそうです。
きれいに咲き誇るチューリップを見ていると、ある鏡を思い出しました。
現在展示中の隋~唐(6~7世紀)の団華紋鏡(だんかもん きょう)です。
一方、チューリップの原産地はトルコ周辺だそうで、有名なオランダへは16世紀になってから伝えられました。チューリップの語源も、ターバン(チュルバン、tülbend)からきているとの話もあるとか(wikipedia情報)。
今、真っ盛りです。
4月14日(土)・15日(日)は天候が悪いようで、土曜日の午前中が見頃になりそうです。
きれいに咲き誇るチューリップを見ていると、ある鏡を思い出しました。
現在展示中の隋~唐(6~7世紀)の団華紋鏡(だんかもん きょう)です。
団華紋鏡(図録188)
「団華紋」とは、いろんなおめでたい花を複合し、円形にデザインされた紋様のことです。
その一部の団華紋を見ると、チューリップに似ていませんか?
団華紋鏡の内区の一部
フラワーセンターのチューリップ(4月12日撮影)
団華紋鏡のデザインには、これまでの中国にはない、西域からの影響が色濃く認められます。シルクロードからやってきた人と文化は、民族的な閉鎖性を越え、中国に新しい開放的で華麗な文化を作り出しました。
そう考えると、この団華紋のデザインにチューリップも影響を与えている可能性もあるかも。
今後も、注視していきたいと思います。