花クイズウォーキングラリーと古代鏡展示館オリジナル缶バッジ

みなさま。お元気でお過ごしでしょうか?


現在古代鏡展示館は、令和4年度冬季スポット展示『干支 卯(う/ボウ)』を開催しています。

また、古代鏡展示館は1月2日より開館し、兵庫県立フラワーセンターのお正月特別開
園のイベント「花クイズウォーキングラリー」に参加しています。(※1月4日水曜日まで)

クイズに全問正解すると、フラワーセンター・古代鏡展示館の共通特別招待券1枚や、お子様にはフラワーセンターオリジナル缶バッジと古代鏡展示館オリジナル缶バッジのどちらか1つがもらえます!
※缶バッジの数には限りがありますのでご了承ください。

古代鏡展示館オリジナル缶バッジデザイン
「干支 卯」バージョン

古代鏡展示館オリジナル缶バッジ集合
「干支 卯」バージョン

今回の当館のオリジナル缶バッジのデザインは、現在冬季スポット展示『干支 卯(う/ボウ)』で活躍中の「月宮図鏡」(当館所蔵)に表されたウサギをモチーフとしています。

その姿は、月の中の兎が壺の中を搗(つ)いて不死の薬を作っている様子を表しています。

「月宮図鏡」に暮らす働き者のウサギさん

働き者のウサギさんの名前はわかりませんが、その月の兎の姿を漢字4文字にすると、

「白兔搗薬(はくととうやく)」〈白兔、薬を搗(つ)く〉 と表されます。
(※漢字テストには出てこないと思います。)

西晋時代の傅玄(ふげん : 217年〜278年) が『擬天問』(『太平御覧』巻四所引)で「月中 何かある、白兔 薬を搗く」(月中何有 白兔搗薬) と詠じたところがもとになっています。後の時代には、白兔(はくと)が玉(ぎょく)のような色をしているところから「玉兔(ぎょくと)」とも呼ばれ、月の代名詞となっています(袁珂1999)。

※玉(ぎょく):美しい石、宝石、おもにヒスイ

※ちなみに当館では玉で装飾した鏡も展示しています。
白玉象嵌獣紋鏡(図録95)【寄託品】
(前漢/紀元前2世紀)
直径9.3 cm/重140g

是非、クイズウォーキングラリーにご参加いただき、当館にもご来館ください。

●兵庫県立フラワーセンター
お正月特別開園
 2023年1月2日(月)~1月4日(水)
 開園時間:9:00~16:00(最終入園は15:00)

●古代鏡展示館
令和4年度冬季スポット展『干支 卯(う/ボウ)』
令和5年1月2日(月)~3月12日(日)
 2023年1月2日(月)~1月4日(水)
 開館時間:9:00~16:00(入館は15:30まで)
(フラワーセンター入園は15:00、退園は16:00まで)
 令和5年1月5日(木)から通常の開館(9:00~17:00 入館は16:30まで 水曜日休館)となります。


【参考文献】
袁珂 著・鈴木博 訳1999「ぎょくと」・「はくとくすりをつく」『中国神話・伝説大事典』大修館書店)

(K)