シンポジウム「銅鏡を科学する」

 10月30日(土)、兵庫県立考古博物館を会場にシンポジウム「銅鏡を科学する」を開催しました。

県立考古博物館は平成30年度から平成2年度までの3年間、日本製鉄グループの分析・調査部門である日鉄テクノロジー株式会社と共同研究「千石コレクションの科学的研究」を行ってきました。今回のシンポジウムは、その成果を皆様にご報告するために行いました。

事前報告として、当館学芸員 種定 淳介が千石コレクションと古代鏡展示館の紹介。時代を網羅したコレクションだからこそ分析・研究が活きたことを説明。

第1部 研究成果報告
化学分析を行った日鉄テクノロジー株式会社尼崎事業所文化財調査・研究室長 渡邊 緩子氏が分析方法などを説明。化学分析は、金属に含まれる元素の種類と量が判る蛍光X線分析ICP分析、青銅の主成分の鉛の産地を推定する鉛同位体比分析を行いました。

共同研究を主導的に進めていただいた千石コレクション調査研究委員会委員長 難波洋三氏による研究成果の報告。考古学の講演ではあまり例のない元素と数値のデータをわかりやすく読み解いて頂きました。

第2部シンポジウム
和田 晴吾館長が3名の報告者へ質問する形式で行いました。
参加者の皆様からも多数の質問を頂きましたが、その一部しか紹介出来ず申し訳ございませんでした。

千石コレクションの銅鏡を活用した調査研究は今後も継続して行っていく予定です。その成果は皆様へ報告の場を設けていきますので、ご期待下さい。